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メガネは外さないで

第3章 5月 GW①

学校はゴールデンウィークに入り、カレンダーの関係上、7連休に入った。

今日はその初日。

佳菜子は携帯を握りしめ、あの日の事を思い出していた。







『先生、恋の意味を教えて下さい。』

『と言いましても、僕も経験豊富じゃないので今すぐに答えを出すのは難しいですね。』


『そう…ですよね…』

『でもすぐにアドバイス出来るように、アドレス交換をしませんか?』

『あ、はい!!』









結局あれから何にも連絡ないじゃない…

そのまま連休に入ったからろくに話も出来なかったし…



ってなんか永山先生のことばっかり考えちゃってバカみたい…





佳菜子は気晴らしに、参考書を買うため駅前の本屋に行くことにした。

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