……どうしてこうなった?
第11章 芹沢の入部試験
「いいところ見せるって……お前の彼女って葉月優花のことか?」
「そうだ。鎗倉ちょっかい出すなよ。お前の弟にも言っておけよ。あいつは特にチャラそうだからな」
「でもいまさら入ったってレギュラーとか無理だぞ? チームプレイってものもあるし」
「わかってるって」
「ただ単に彼女といちゃつきたいから入られても困るんだよ。特にお前みたいに全体の輪を崩すような人間は」
一年の時からの親友ということもあって鎗倉は歯に衣きせず、ズバズバと本音をぶつける。
「大丈夫だって。ちゃんとみんなと仲良くやるから」
「仲良くってなぁ……仲良しクラブじゃないんだから仲良くというよりチームとしての空気をだなぁ……」
言っても無駄か……
長年の付き合いで芹沢の性格を熟知している鎗倉は小言を言うのをやめた。
かわりにこう告げた。
「いいだろう……ただし--」
「そうだ。鎗倉ちょっかい出すなよ。お前の弟にも言っておけよ。あいつは特にチャラそうだからな」
「でもいまさら入ったってレギュラーとか無理だぞ? チームプレイってものもあるし」
「わかってるって」
「ただ単に彼女といちゃつきたいから入られても困るんだよ。特にお前みたいに全体の輪を崩すような人間は」
一年の時からの親友ということもあって鎗倉は歯に衣きせず、ズバズバと本音をぶつける。
「大丈夫だって。ちゃんとみんなと仲良くやるから」
「仲良くってなぁ……仲良しクラブじゃないんだから仲良くというよりチームとしての空気をだなぁ……」
言っても無駄か……
長年の付き合いで芹沢の性格を熟知している鎗倉は小言を言うのをやめた。
かわりにこう告げた。
「いいだろう……ただし--」