テキストサイズ

……どうしてこうなった?

第11章 芹沢の入部試験

「本当に一点でいいんだな!!」


槍倉に借りたユニフォームに着替えた芹沢はハイテンションでピッチに立っていた。



チームの紅白戦で一点でも決めたら入部を許可してやる。


槍倉はそんな条件をつけた。


もちろん入部は校則で自由となっているし、三年生もその例外ではない。


顧問の石田(いしだ)にも一応確認を取ったが、芹沢の入部は問題ないと答えた。


そもそもサッカー部の顧問の石田は二年の時の槍倉と芹沢の担任であり、結構芹沢を可愛がっていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ