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……どうしてこうなった?

第11章 芹沢の入部試験

上遠野は二年生ながらチームのトップ下のポジションで司令塔的役割を果たしていた。

その実力は名門校、東雲学園でも史上最高の逸材と呼ばれていた。

先月足を捻挫してしばらく筋トレなどがメインだったため、今日の紅白戦は不参加となっていた。


「わかった……無理はするなよ?」

「はいっ!!」


白組は選手交替で上遠野がピッチに向かう。


一軍が負けるわけにはいかない。


上遠野はその強い一心でピッチへと走り出していた。


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