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「やっぱやめとく？」

「いや、あの、そのっ……」

行こうかやめようか、恥ずかしいけど、光栄だし、照れくさいし、嬉しいし、という複雑な感情をいっぺんに浮かべながら戸惑う友美を見て、優花は「可愛いっ!!」と同性ながらキュンとする。

「だいじょーぶだって!!　駿二君はチャラくダブルデートなんて言ってるけど、ただ遊びに行くだけだし」

「……うん。でもどこ行くの？」

「さあ？　カラオケとかじゃないのかな？」

「わ、わたし歌とか……うまくないし……」

「うまい下手じゃないでしょ？　楽しめたらいいんだって!!」

「うん……まあ、そうだけど……」