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「しゃーねーなー……飲み物買ってきてやっから……」

「あっ私も行きます」

「友美ちゃんはいーから。兄貴の介抱してやっててくれ」

「えっ!?　あ、はい」

「ほら、行くぞ優花」

「はーい」

駿二と優花はふたりを置いて売店へ向かう。


「なんだかいい感じだな、兄貴と友美ちゃん」

「そうだね。ともちゃんもかなり乗ってきた感じ！」

「兄貴は恐ろしく奥手だからな……どうせ今ごろふたりきりなのにろくに会話弾んでねーんだろうなぁ……」

「その方が槍倉先輩らしくていいじゃない」

優花は微笑む。