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……どうしてこうなった?

第18章 『偽装彼女』解約

「あー清々した!!」

駅についた優花は独りで大きな声を出した。


そして優花はゆっくりと、さりげなく、自然な感じで、いかにも何となく、を装って振り返った。


背後には苦笑いを浮かべる芹沢がいる。


そう、何となく期待しながら。

優花の背後には突然大きな声を出した優花にビックリし、不審者を見るようなサラリーマンが立っているだけだった。


「あー清々した……」

同じ言葉を、今度はもっとずっと小さな声で呟いた。


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