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……どうしてこうなった?

第21章 振られる辛さ、振る辛さ

「っもう!! 本当にバカなんだから、駿二君は!!」

「悪りぃ……」

「け、怪我してるんだから安静にしてなきゃ」

抱きついた状態で胸を押しつけてる体勢の優花は照れ隠しで怒る。

「ほら、掴まって」

「おうっ!!」

優花は肩を借しながらベンチへ向かう。

「結構優花って胸あるよな?」

「もう片方の足も骨折してみる?」

「すいません……」


駿二はそのままベンチで練習風景を見学して一日が終わった。


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