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……どうしてこうなった?

第21章 振られる辛さ、振る辛さ

「その……ごめん……駿二君……」

「好きなやつでもいるのか?」

駿二の問い掛けに優花は小さく頷く。

「そっか……でも俺、諦めねーから!!」

「駿二君……」

「ぜってー優花を振り向かせるから!! 覚悟しとけよ!!」

笑いながら駿二は胸を張る。

「そんな……駄目だよ、駿二君。私なんか放っておいて他の子好きになりなよ……」

「なんで?」

「だって……私なんて可愛くもないし……駿二君は結構モテるし……それにたぶん私……気持ちが変わることなんてないと思うし……」

「はあ? なにそれ? 全部どうでもいい内容じゃん」

駿二は怒りながら笑う。

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