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「俺は優花がいいんだよ。優花じゃなきゃ駄目だ。俺がモテるとか優花が可愛くないとか、そんなことなんの関係もねーし」

「でもきっと私の気持ちは変わらないよ？」

「それこそもっともどうでもいい話だよ。必ず優花を好きにさせてみせるって、言っただろ？」

ニッと駿二は屈託なく笑った。

「私、好きだよ、駿二君のこと。でもそれって友達としてすごい好きって気持ちで……
駿二君のことを知れば知るほど好きになってる。でもそれはどんどん友達として好きって気持ちが強くなってる……」

「好きには違いないだろ？」

「そうだけど……友達として好きになるほど、恋愛対象として見られなくなるの……
だから、ごめん……きっと変わらない……」

「いいよ。今日はここまで、な？」

フラれても明るい駿二が優花には嬉しくもあり、また、辛くも感じていた。

フラれる辛さというものもあるが、振る辛さというものもあるんだ、と優花ははじめて気がついた。