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「そうなんです。今日のゆうちゃん、なんか元気がなくって……」

「そうだったんだ……実は葉月さん今日は練習に来なかったんだよ」

「そう……なんですか」

「体調が悪いとか言って……彼女が休むなんて珍しいから」

「ありがとうございます。それじゃ失礼します」


部活に来ていないということは優花はもうとっくに下校してしまっている。

支えてやれなかったことに歯痒さを感じる。

がっかりしながらも友美がお礼を言い立ち去ろうとすると。

「あ、も、もしよかったら……一緒に帰る？」

「えっ……」

呼び止められた友美は一瞬にして顔を赤く染める。

「あ、いや……嫌ならいいんだけど」

「嫌だなんてっ！　そんなわけないですっ！　帰りますっ！」

必死で否定しすぎて友美は恥ずかしくなり、更に顔を赤らめてしまった。