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……どうしてこうなった?

第22章 どうしたの?

「帰ろうか?」

「……う、ん」

友美は歯切れ悪く頷いた。

わかりやすい子だな、と槍倉は友美を更に愛しく感じる。

「二人きりになれる場所、行こうか?」

「えっ……は、はいっ……その、行きますっ!」

「じゃあ、こっち」

槍倉はそっと友美の手を握り、歩き出す。

鎗倉の手が想像以上に温かく、大きいことを今更ながらに友美は感じていた。


「でも、どこ行くんですか? その、二人きりになれる場所って言っても……」

「制服着てるからホテルには行けないもんね?」

「ホ、ホホホホテルって……せ、先輩のえっちっ!」

「あれ? そういうの、嫌?」

「嫌……じゃない、ですけど……」

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