テキストサイズ

……どうしてこうなった?

第6章 甘い罠

ベンチに座りジュースを飲んでいると草むらからがさがさっという音が聞こえてきた。

--猫でもいるのかな?

気になった橘は音のする茂みの方へ、そっと近づいた。


「どこ行っちゃったんだろうっ……」


茂みの中を覗いた彼は意外なものを見かけて驚く。

四つん這いになった女子が何かを探す姿だ。

捜し物に夢中になっているのか、四つん這いの姿勢からパンツが丸見えになっているが気にした様子すらない。

薄い黄色とピンクのチェック地のパンツを思わず凝視してしまう。

四つん這いの女子は気配に気づき、振り返る。

「あっ……!」
「えっ……?」

目があった二人は間抜けな声を同時に上げた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ