……どうしてこうなった?
第26章 自殺
部屋に入るとリョウはソファに座った。
「座ったら?」
ボーッと立っていた橘にリョウは声をかける。
橘は返事をせず、リョウと少し間を空けて腰かける。
「私ね、両親が離婚して、母親と暮らしてるの……」
リョウはとつとつと身の上について語り出す。
「なんで離婚したのかは私も小さかったからわからない。それから母が再婚して、うだつの上がらなそうな気味の悪いおっさんも一緒に暮らすようになってね……」
橘は黙ってリョウの言葉に耳を傾けていた。
「そのおっさん……私がお風呂に入ってるのに気づかないふりしてお風呂のドア開けて覗いたり、洗濯機の中にある私の下着を持ち出したりしてたの……」
「そりゃ……気持ち悪いね……」
「気持ち悪いでしょ? でもそんなことはまだよかったの……」
「座ったら?」
ボーッと立っていた橘にリョウは声をかける。
橘は返事をせず、リョウと少し間を空けて腰かける。
「私ね、両親が離婚して、母親と暮らしてるの……」
リョウはとつとつと身の上について語り出す。
「なんで離婚したのかは私も小さかったからわからない。それから母が再婚して、うだつの上がらなそうな気味の悪いおっさんも一緒に暮らすようになってね……」
橘は黙ってリョウの言葉に耳を傾けていた。
「そのおっさん……私がお風呂に入ってるのに気づかないふりしてお風呂のドア開けて覗いたり、洗濯機の中にある私の下着を持ち出したりしてたの……」
「そりゃ……気持ち悪いね……」
「気持ち悪いでしょ? でもそんなことはまだよかったの……」