……どうしてこうなった?
第27章 生徒会長、陸奥佳奈美の勝利
「だって才能ないって気付いたから辞めるんだろ? なんだよ、それ? 才能なんか俺だってねぇぞ?」
「嫌味かよ……お前はサッカー推薦で入学して、一年なのにレギュラーになって、初出場で初得点決めたんだぞ?」
「そんなの関係ねぇよ。得点決めたのは天才の上遠野先輩のパスが良かっただけだし」
「だとしても……お前はスゲェよ。才能、あるよ」
「お前だってあるよ、才能くらい」
「適当言うな」
「俺じゃねぇ……兄貴が言ってたんだよ、お前は才能あるって」
駿二の言葉に橘が固まる。
「や、鎗倉キャプテンが……?」
「そうだよ。お前は努力する才能があるし、スタミナも根性もあるって。
まあ、根性なしだってのは今日よくわかったけどな」
喧嘩を売ったつもりが微動だにしない橘に駿二は肩すかしを喰らう。
「嫌味かよ……お前はサッカー推薦で入学して、一年なのにレギュラーになって、初出場で初得点決めたんだぞ?」
「そんなの関係ねぇよ。得点決めたのは天才の上遠野先輩のパスが良かっただけだし」
「だとしても……お前はスゲェよ。才能、あるよ」
「お前だってあるよ、才能くらい」
「適当言うな」
「俺じゃねぇ……兄貴が言ってたんだよ、お前は才能あるって」
駿二の言葉に橘が固まる。
「や、鎗倉キャプテンが……?」
「そうだよ。お前は努力する才能があるし、スタミナも根性もあるって。
まあ、根性なしだってのは今日よくわかったけどな」
喧嘩を売ったつもりが微動だにしない橘に駿二は肩すかしを喰らう。