……どうしてこうなった?
第30章 自殺2
「そうだな。確かに論点がずれてる。要は、俺が言いたいのはさ--」
橘はじっとリョウを見つめて告げる。
「死ぬなよ、リョウ」
「……っっ」
二回目の自殺をとめる橘の言葉に、リョウは一回目のように激しく言い返すことができなかった。
「お前が死んで悲しむやつもいるだろうけどさ。
お前が死んで喜ぶ奴もいるんじゃねぇの?」
「喜ぶ……?」
「そう。お前をレイプした奴らはお前が死ねば秘密が永遠に闇に葬られるわけだからさ。
もちろんお前が死ぬ前に遺書を書いてそれらの罪を弾糾することは出来る。出来るけどさ……
リョウが命を捨ててまでそれらの罪を弾糾する必要があるのか?」
「別に誰かを責めたいとか、そんなんじゃない……」
橘はじっとリョウを見つめて告げる。
「死ぬなよ、リョウ」
「……っっ」
二回目の自殺をとめる橘の言葉に、リョウは一回目のように激しく言い返すことができなかった。
「お前が死んで悲しむやつもいるだろうけどさ。
お前が死んで喜ぶ奴もいるんじゃねぇの?」
「喜ぶ……?」
「そう。お前をレイプした奴らはお前が死ねば秘密が永遠に闇に葬られるわけだからさ。
もちろんお前が死ぬ前に遺書を書いてそれらの罪を弾糾することは出来る。出来るけどさ……
リョウが命を捨ててまでそれらの罪を弾糾する必要があるのか?」
「別に誰かを責めたいとか、そんなんじゃない……」