テキストサイズ

……どうしてこうなった?

第33章 動く歯車

いよいよ一学期も残すところあと僅か。

入学早々様々なトラブルに巻き込まれた優花であったが、それらもなんとか乗り越えて来れた。

トラブルの最中にいるときは本当に消えてしまいたいくらい落ち込んだが、こうして落ち着いてくると『いい思い出』にすら感じてこれるから不思議だ。

これが成長したって事なんだろうか?

優花はそんな風に感じる。

ずっと片思いをしていた橘彰人とはセックスをして、処女を卒業して、そしてフラレた。

その橘も退学処分になりかける問題を起こした。

でもそういった大きなトラブルがあったせいか、橘も強くなったように優花には見えた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ