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……どうしてこうなった?

第34章 狂気の刃

トゥルルルル……

呼び出し音が鳴っている最中から優花はとにかく叫んだ。

「助けてくださいっ! 芹沢先輩っ! 助けてくださいっ! 助けてください助けてください助けてくださいッッ!」

叫びながら優花は走った。

「待てコラッ!!」

副島はぐんぐんと優花との距離を縮め、飛びついてきた。

「きゃあああっ!!」

「てめぇふざけやがってっ!」

優花は飛びついた副島にやすやすと捕まってしまう。

「黙れっ!!」

完全に優花に馬乗りになった副島は全力で優花の頬を平手打ちする。

「きゃあああっ」

「黙れよっ!」

副島はさらにもう一発優花に平手打ちを浴びせる。

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