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……どうしてこうなった?

第35章 芹沢の弱点

芹沢が副島に斬られて怪我をした。

そのニュースを耳にした陸奥は激昂した。

「なんでそんなことをっ!」

普段冷静な陸奥が珍しく声を荒げてしまった。

陸奥はすぐさま職員室へ向かい、副島の生徒会除名と退学を訴えた。

教員らも陸奥の意見に賛成するものがほとんどだった。

名門私立学園で障害事件など起こってはならない。

学校の名前に傷が入ることを教員たちは一番に心配した。

だから被害者である芹沢が警察沙汰にはしたくないと言ってくれたことに胸を撫で下ろしていた。

生徒会は緊急会議を開き、副島の除名と空席の副会長の座に臨時で会計だった真貝が上がることで会議は終了した。

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