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……どうしてこうなった?

第36章 橘たちの戦い

凉子はじっと彰人の目を見つめる。
しばらく見つめあった後、ゆっくりと、大きく頷いた。

涼子は自分の家にもかかわらず、インターフォンを押した。

家の中で物音がし、ドアが開いた。

「凉子っ……」

玄関から出てきたのは涼子をレイプし続けてきた義理の父、尾上一郎であった。

「どこへ行ってたんだい、凉子……心配していたんだよ」

とても演技とは思えない態度で一郎は近付いてくる。

「ちっ近寄らないでっ!」

涼子は恐怖から思わず叫んでしまう。

「どうしたんだ……凉子……」

涼子の拒絶反応をみて、一郎は目を丸くする。

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