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……どうしてこうなった?

第36章 橘たちの戦い

「あんたが思っているような感情を涼子は持っていない。あんたがしたことはレイプそのものだんだよっ! 諦めろっ!」

「言わせておけばっ!」

頭に血が上った一郎は橘に掴みかかる。

「ふざけるなっ!」

橘も掴みかかってきた一郎の腕を掴み揉み合う。

「やめてっ! やめてぇええっ!」

涼子が叫ぶ声で一郎も橘も我に返る。

「罪を償って刑務所に入れとは言わない……けど二度と私と関わらないで……そして……私に謝って……それで、許すから……」

涙をこぼしながら凉子が訴える。

「私に……謝って……お願い……」

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