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「また副島君にレイプされるから？」

さらりと秘密を口にした陸奥の言葉に芹沢は目を見開く。

「おま、え……何でそれをっ!!」

「甘く見ないで。私は陸奥佳奈美よ……」

「てめぇ、それ喋ったらっぜってぇ殺すぞ!!」

芹沢は掴みかからんばかりに陸奥に詰め寄る。

しかしさすがの陸奥は全く怯えた様子を見せない。

「それはあなた次第よ、芹沢君」

「交換条件か!?　ふざけるなよ!!　俺と交渉しようなんて」

「少しは落ち着けば、芹沢君……別に無理難題は言わないわ。ただ今日一緒に帰って話を聞いてくれればいいだけ。それでこの事は忘れてあげる」

グッと芹沢は歯を食い縛る。

「大丈夫。私が約束を破ると思う？」