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芹沢と二人で校舎を出てアニメ同好会のメンバーが作ったポスターを見た。

「わぁ、すごい……よくこんな大きなポスター作りましたね」

「あいつらはやる奴らだよ」

芹沢は自分が褒められたかのように自慢げに語る。

その姿を見て優花はちょっと笑う。

「明日はいよいよ文化祭本番だな」

感慨深げに芹沢が呟いた。

そっか、私には最初の文化祭でも先輩には最後の文化祭なんだな……

そう考えると優花は少し寂しくなった。

来年から二年間、先輩のいない学校生活を送らなくちゃいけないんだ……