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……どうしてこうなった?

第9章 優花の入部

制服のまま泣き続けていた優花は下着とブラウスを着替え、泣き腫らした目をしてリビングへと向かった。

「おはよう……」

「おはよう、優花。今日は学校休む?」

なにも聞かず母は優しく優花に尋ねる。

「ううん……行く」

優花はオレンジジュースだけを飲み、席を立ち、登校した。


ほとんど寝なかった脳に朝日は眩しかったが、きゅっと口を結び、学校へと向かった。


逃げたら負けだ。


優花はいつもより毅然と学校へと向かっていった。

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