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見習い天使とコイスルオトメ

第2章 見習い天使登場⁈


「んー、と…どっから話すか…。あ、お前屋上で叫んだだろ?“なんとか先輩と付き合いたーい”って。」

あ、あの時…。
確かに叫んだ。
でも、それとこの人にどんな関係が…?

「…ふ…ふごふご…。」

「あ、悪い悪い。」

あたしが落ち着きを取り戻したのが分かると、口を塞いでいた手をどかしてくれた。

「あー、それでな。俺はそのお前の叫びを願いと受け取って、叶えるために上から落っことされたんだよ。」

「上から…?落っことされ…?どゆこと?」

彼は面倒くさいと言わんばかりに困った顔をして頭をポリポリとかいて言った。

「あー、面倒だな。単刀直入に言うと、お前の願いを叶えるように言われた天使なんだよ、俺。で、落っことしたのは、上。つまり神様ってわけだ。」



……ん???





…………。








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