見習い天使とコイスルオトメ
第3章 わたしの想い
は!!
あたしってば肝心なこと忘れてた!
「ていうか、すいません!あたしのこと運んだってことは、凄い重かったですよね!本当すいません!」
そう、あたしを運ぶってことはこの重量感溢れる体を運んだってことで…。
あー!本当こんなことなら痩せとけばよかったぁぁ!
そう考えながらあたしが頭を抱えていると--
「ちょ、そんなに頭振ったらダメだよ!今倒れたばっかなんだから!」
そういいながら、あたしの頭を抑えた。
すると、自然とあたしと目が合うわけで…。
目の前にとても至近距離で奏馬先輩の顔があった。
次の瞬間。
ガラッ----
保健室のドアが勢いよく開いた。