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見習い天使とコイスルオトメ

第5章 動き出す日常



「くくくくくく…。」

いきなり笑い出すこいつ。

「な、なんなのよ!」

「ばーか。俺しか出来ねぇに決まってんだろ。何信じてんだよ…くく…やべぇ…お前おもしれぇ…。」


こ、この男…天使なんかぢゃねぇ。悪魔だ。極悪の悪魔だ。


でも…
なんて可愛い顔で笑うんだろう。

あたしは怒ることも忘れて、その笑顔を思わず見入ってしまった。


「何見とれてんだよ。ったく、いやらしいやつだな。」


「なんでそうなんのよ!」








やっぱり悪魔だ……。








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