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1ぺーじすとーりーず

第3章 即答


「あぁ…死にたいなぁ。」

身体を重ね合わせて、愛しあったあとに本当にこのまま死にたいと思った。

それを願った、否、切望した。
「どうして?」

ぼくを抱きしめながら、何でもないような声で愛しい人がぼくに問う。

「桂斗に愛されながら、桂斗と一緒に幸せの絶頂で死ねるなんて、素敵じゃない?」

桂斗の胸に擦りより、再度幸せを噛みしめる。

「広夜は、ぼくと死にたいの?」

「うん。」

即答で答える。

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