
恋を忘れた女
第1章 もっと…快楽を…
それは、ほんの出来心…の筈だった…
自分で言うのもなんだけど…
昔からそれなりに人気はあり、胸はさほど大きい方ではないが…細身で、身長も普通…
髪は、もう何年も長いままで…茶髪のうまい具わいに軽く癖っ毛で、拓哉が好む髪型…
「満里奈ちゃん♪バイトしてくんない?」
そうお誘いがあった…
夜のお店の仕事は確かに経験がある…
今は、この会社だけで生活するのも…なかなか厳しいと言えば…厳しい…
保険の仕事なんて…どうしても歩合で、毎月同じ給料を貰える訳でもなく…私には子供を養う義務もあるし…
「そんなに気を使う処でなければ…」
で二つ返事で承諾をしてしまった…
