
恋を忘れた女
第1章 もっと…快楽を…
タクシーに乗り…ゆらゆら…
気持ちよくなった私の身体が…
何処の目的地なのかも分からないまま…
座席に凭れたまま…
知らないお店まで着いていた…
「着いたよ~満里奈ちゃん♪」
「あれっ?社長…ここは…?」
「秘密のお店だよ~(笑)」
もう深夜を回った時間に…店内は賑やかな音楽が流れていて…黒服の人がちらほら歩いて…爽やかな笑顔で…
「いらっしゃいませ」
と近づいてきた…
「あっ…どうもです…」
始めていくお店は…凄く新鮮で…
それでいて…爽やかなイケメン達に囲まれ…私も馴れるまで時間はかからなかった…
「社長はよく来られるんですか?」
「んっ?まぁまぁかな~(笑)」
「へぇ~」
「満里奈ちゃんは始めて来たの?こういうお店は…」
「はい…無いですね…」
「ふ~ん…そっかぁ…会員制なんだけどね…従業員が皆良い子ばかりでね…
あっ…別に僕が男の子が好きな訳じゃないけどね…でも…君なら有りなんだけどな…(笑)」
と隣のイケメンの顎へ手を起き…
身体を上から下へと撫でた…
「もう社長~(笑)冗談ばっかり~」
私は…受け流すために…笑いも交えて否定した。
「満里奈ちゃん…あっちの個室見てみる?」
「個室があるんですか?」
「うん…おいで♪」
と手招きしながら…先を促す…
其処では…禁断の世界が待っていた…
