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霜月:そうかもしれないな｡
でもよ､俺達人格はハルトの為
だけに生まれた訳じゃない｡
それだけ覚えておいてくれ｡
さて…
てめえ等､覚悟は出来てるな？

日本刀を肩に乗せて､雲村親子を睨み付けた｡

ハルト:霜月､悪いが台詞をあわせてくれ｡

霜月は心の中で了解と答えた｡

霜月&ハルト:俺達の怒りに触れたんだ｡どうすればいいか､
分かるよな？
朔夜の為に完全には殺さない｡
覚悟しろ｡

２人の声が重なり合って言った｡

霜月:道無き道を行く為に
俺達はなんでもしてやるさ｡
暁の道へ進む為にな…

霜月は日本刀を鞘に一度収め､
腰に据える｡指で鍔を弾けるようにした｡

真田:あの構えは…居合いか!?

日本刀を扱う真田だからこそ分かったのだ｡
霜月は目を閉じた｡

動かない左腕を上手く使い､
いつでも準備は出来ていた｡

霜月:
・・・・・・・・
地獄を見せてやる｡

霜月の恐ろしさをこれから知るのであった｡