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翔ちゃんとニノちゃんのヒミツ

第11章 やっぱり大好き

少し歩くとすぐクレープ屋に着いた。
店の名前にprincessと付いてるだけあってカウンターやメニュー表がきらびやかだ。

二「わぁ~。すごい...。」

近くにあった透明の石を触るニノ。
その石はダイヤモンドの様な輝きを放っていた。

翔「すごいねぇ...。お姫様って感じ(笑)」

二「ゴージャス...。この石、売ったらいくらになるんだろ...」

やっぱりそこか。(笑)
流石ニノ。(笑)

二「このチーンって鳴るやつも凄くキラキラしてる...。」

チーンって鳴るやつとは卓上ベルのこと。
あれ?
そんな名前じゃなかったっけ?

翔「押す?(笑)誰もいないし...。」

二「押していーのっ?♪...やった!」

ベシッ!
チーーン!

「すみませーん!今いきます!」

翔「...」

カウンター越しから聞こえたのは若くてまだ初々しい声。
多分10代後半位かな...?

「いらっしゃいませ!princessクレープへようこそ!」

櫻宮「...!」

中から顔を出したのはかなり予想外な女性だった。
若さは予想と同じ位だったがその格好が...。
髪の毛は真っ黒のストレート。
付けまつ毛やカラーコンタクトなどは一切してない。
してるのはファンデーションと真っ赤な口紅、そしてはんなりチーク。
制服と思われる物は着物だった。
...まるでそれは日本の女性。
美しい。
ただそれしか言い様がない。

翔「...///」

「...?どうかなさいましたか?」

翔「あ...。いえ、なんでもございません。」

二「...。」

「ご注文はお決まりでしょうか...。あ、あれ?」

翔「え?...どうかしました?」

「いえ、その...。もしかして...。あなた、櫻井翔さんですか?」

ば、ばれた...

翔「...そうです...(笑)バレちゃいましたか(笑)」

「やっぱりですか~?うわぁ♪似てると思ってたんですよ~!」

翔「ハハハ///あんまり騒がないでくださいね(笑)」

「はい♪黙っておきますね♪...となるとこちらは...?」

店員の女性はニノを笑顔で見つめた。

二「...二宮です...」

あれ?
ニノ...不機嫌?

「ほんとですかぁ?♪凄いですねぇ!私、二人の有名人に会えちゃったなんて!」

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