
殺シテヤル
第4章 悪戯
突如、携帯が鳴り始めた。
――ピピピピッピピピピッ
アラームのような着信音。
音は、手の中にある緑の携帯からだった。
開いたままの画面には、メールの受信を示すムービーが流れていた。
――ピピピピッ…
音が止む。
ムービーから待受画面へ切り替わり、
新着メール一件の文字。
突然の事に、かのんの心臓が早く脈打つ。
誰の携帯?誰からのメール?
自分が見ても良いものなのか?
いくつもの疑問が浮かんで、携帯の操作を躊躇う。
(でもアドレス一件しか登録ないし、拾われたと思って持ち主が送ってきたのかも。)
少し震える指で、新着メール一件のマークを押す。
開いたメールボックスには、たった一件登録された、あの《殺し屋D》の名前。
「え…」
受信メールの件名を見て、かのんは息をのんだ。
《愛シイ愛シイ かのん ヘ》
―――何…で…
自分の名前が記された件名。
誰か知らない相手《殺し屋D》
心臓が更に早くなる。
とりつかれたように
メールを開いた。
――ピピピピッピピピピッ
アラームのような着信音。
音は、手の中にある緑の携帯からだった。
開いたままの画面には、メールの受信を示すムービーが流れていた。
――ピピピピッ…
音が止む。
ムービーから待受画面へ切り替わり、
新着メール一件の文字。
突然の事に、かのんの心臓が早く脈打つ。
誰の携帯?誰からのメール?
自分が見ても良いものなのか?
いくつもの疑問が浮かんで、携帯の操作を躊躇う。
(でもアドレス一件しか登録ないし、拾われたと思って持ち主が送ってきたのかも。)
少し震える指で、新着メール一件のマークを押す。
開いたメールボックスには、たった一件登録された、あの《殺し屋D》の名前。
「え…」
受信メールの件名を見て、かのんは息をのんだ。
《愛シイ愛シイ かのん ヘ》
―――何…で…
自分の名前が記された件名。
誰か知らない相手《殺し屋D》
心臓が更に早くなる。
とりつかれたように
メールを開いた。
