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殺シテヤル

第2章 第一章

蒸し暑い日の続く、
梅雨の季節。

闇の中を一人、少女が歩いていた。

年は17、8。

高校生と思しき制服と鞄。
背丈はその年頃では平均的だろう。


しかし、
彼女には同じ年頃の少女たちとは違う、
『妖艶さ』があった。


整った顔立ちに、柔らかくウェーブのかかった黒髪。
切り揃えられた前髪は、幼さを連想させるが、
その下から覗く双眸は、どこか大人びている。
薄く、淡い桃色をした唇。

白く細い手足。
キュッと引き締まったウエストと、
そこから滑らかに流れるヒップ。
更に、ウエストとヒップを綺麗にS字で締めくくるバストは、
高校生とは思えない豊満さだ。

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