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あいどる君に恋煩い

第4章 意識






公演は順調にすすみ、ダンスタイムになった。


この時間は歌は無く、ダンスナンバーに合わせてメンバー7人の中から毎回3人ずつ選ばれて踊るコーナー。



今日は

小野龍
緒方敬太
神崎祐斗

の年下組3人。






「今日裕太くんじゃ無いんだー残念… でもまぁこの3人ダンス上手いからいっか!てか都的にはラッキーなんじゃない⁈」

「うん!」






私の二推しは小野龍。

無口だけどハイタッチでたまに見せる笑顔とかが好き。
年も一つ上だから先輩…みたいな感じで打ち解けやすかった。





「まぁ、私的にはイマイチねー。やっぱみんな子供に見えちゃうわ。」









いやいや、あなたも彼らと同世代ですから……(笑)







内心、麻季乃には突っ込んだがまぁ裕太くんしか見えてないから仕方ない。








そしてダンスタイムスタート。







緒方敬太がセンターで踊り、小野龍と神崎祐斗は後ろで控えて待ってる形。


どうやら一曲の中で1人づつのソロパートがあるらしい。







センターが踊ってる時はセンターを見ざるを得ない構造になっている。








敬太はかっこよく踊っていた。









私は、なんとなく顔が熱くなる気がした。





そして敬太ソロが終わり祐斗ソロに交代。




交代するために後ろに下がった時になんとなく緒方敬太と目が合った。







するとニヤっとして
口パクでいきなり









































…………









かぁーっ///









確実に今私の顔は真っ赤。


確かに今、緒方敬太はステージから私に向かって








みやこ





って言ってきた。








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