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あいどる君に恋煩い

第7章 訪問客








もちろんお母さんには昨日のことをこっぴどく叱られた。
あんな時間に帰って来るとはどういうことだって……


今まで夜遊びなんてしなかったからたぶんすごく心配してくれたんだと思う





話を聞くと祐斗は家の前まで来てくれたみたいだけど、お母さんには会ってないみたい。



なんとなくホッとした。







それからはもう、ただただひたすら謝ってなんとか学校には間に合った。










「都おはよー。ギリギリセーフなんて珍しいね⁈ なんかあったのー⁈」

「おはよー麻季乃。あ、んーちょっと色々あって……」




実は、もちろんだけど麻季乃には敬太のことも、祐斗のことも言ってない。








本当は色々相談したいんだけど……







「てかそれよりさっ!昨日夢に裕太くん出て来たの! もー顔にやけるーっ 彼女設定だったし♡ あー裕太くんの彼女になれないかなー♡」









こんな調子じゃ……(笑)
さすがに今はまだ話せないんだよね…

もちろん、いつかは言わなきゃと思ってるんだけど。










まだその時じゃないかなって。








キーンコーンカーンコーン







チャイムと共に、一日が始まった。





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