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第7章 銀座の女

ママと二人で車が消えるまで見送った。

「エリカちゃん、竹内先生は止めておきなさい。」


ママが言いたいことは何となく分かった。

「ママ分かってるよ。私にはあの人じゃなく、もっと大きな影響力のある人がいいわ。」


「流石ね分かってるじゃない。」


私とママの考えは一緒だった。
影響力のある男性について本当の銀座の女を作ろうとしていた。

心強い協力者だ。

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