
アイツが私のご主人様!?
第33章 まさかの王子登場。
「プッ!
見事にメイク取れたな!
ひでえ顔!アハハ!」
「……神崎クン、ひどいわ。アハハ…」
もう、
ショックすぎて…笑うしかできんわ。あははは…
わたし、思わず俯いてしまう。
「ほりゃっ!
りおチャンっ!顔上げろよ!」
「わっ…!」
神崎クンに、
ほっぺをむぎゅっと掴まれる!
「なっ、なによ~~!フガフガッ…」
神崎クン、ニコッと笑って言った!
「お前には、化粧なんか必要ねーよ!ププッ
すっぴんのままでいいだろ!
まっ!素材を生かすみたいな?アハハ!」
「……うっ、
それは、どうゆう意味ですか……!!
バカにしてる??も~うっ!」
「ばーか!
ちがうしっ!フン
お前は、
化粧しなくても十分可愛いし!アハハ!
まあ、厚化粧の白雪姫とか、
誰も見たくねぇだろ!ププッ
りおチャンの厚化粧見られるのは、
俺だけでいいだろ?クスッ」
「………あの、
ホメてるのか、バカにしてるのか…
分かんないんですケド。」
「……ま、バカにしてるつもりはねぇケドな…。
俺、りおチャンのこと
からかってるつもりないし!アハハ!
ま!
とりあえず、がんばれ!白雪姫ププッ!
陰ながら応援してるわ!じゃなっ」
神崎クンは、
爽やかに去っていく。
……神崎クン、
わたしが緊張しないように…話しかけてくれたのかな??
………優しいところあるじゃん///!
*
