
アイツが私のご主人様!?
第35章 あの日…
「・・・あの…
神崎くん…どうした?」
「……あ、いや・・・。
……なんでもねぇよ。」
はっとしたように…
神崎くんは答えて、
そして、
私に向かって話し始めた。
「………お前、
俺の家が多少……いや、
か~な~り~!
金持ちって知ってるよな?フン」
「え…?
うん、
………らしいね…。
……羨ましいわ。アハハハ……」
「………羨ましいか?
まあ、
・・・良いことばっかじゃねぇよ。フン
俺なんか、、
所詮…父さんの言いなりなんだから・・・。」
「………神崎くん…?」
そんなに・・・、
切なそうに話さないでよ…
・・・心配するじゃんか!もぅ…
なんで、
私が神崎くんの心配しなきゃダメなのよ…。
………くやしいなぁ・・・うぅ…!
*
