テキストサイズ

初めての彼氏

第2章 ラブラブって?

か、彼氏の言っていることも一理ある…。


嫌なら断れば良かったのに、私は彼氏からのキスを受け入れた。


それは紛れもなくオーケーって意味になっちゃうわけで…。


窓から入ってくるジリジリした暑さとは別に汗をかく。


叶君は何とか明るい雰囲気にしてくれようとしたけど、私と彼氏はテンションが下がったままだ。


申し訳のない気持ちでいっぱいだが、お昼休みはそのまま終わってしまう。


彼氏はさっさと席を立ってしまうし、何だかモヤモヤする。


告白してきたのは向こうからなのに…何で私がここまで気にしなくちゃいけないの…。


「夜ちゃん、あんまり気にしないようにな?」


叶君が気を遣ってくれたが、曖昧な笑顔を返すことしか出来なかった。


…はぁ。


私は午後の授業ではずっとため息をするはめに。


そうしている内に放課後になっていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ