テキストサイズ

甘いキスを永遠に

第28章 朝

ここまでは良かったのだ。


岩の裏側からパシャっと水音がして水面が大きく揺れた。


え・・・・・?


岩の向こう側から年配の女性が立ち上がり、こちらを見ないようそそくさと風呂を出て行った。


二人して固まった。


まさか人が入っていたなんて思ってもいなかった。


女性が脱衣場で着替える間、恥ずかしくて今度は私達が岩の向こう側に身を潜めた。


引き戸の音が聞こえ女性が出て行くのが分かると、私達は声を出して笑った。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ