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甘いキスを永遠に

第35章 誕生日・1

元哉と二人、元哉の作ったご馳走を朝から食べた。


「美味しいー幸せ!」


元哉は嬉しそうに笑って私を見ていた。


「元哉はどこで料理してたの?」


「東京の料亭」


サラッと元哉は答えた。


「凄い!その店まだある?」


「あるよ」


「へえ、料亭なんて絶対縁がないよ」


「今度連れて行ってやるよ」


意外な返事に驚いた。


「本当!?」


「ああ、約束する」


「でも、高いでしょ?」


「実家だから大丈夫」


料理つつきながら平然と言った。


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