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甘いキスを永遠に

第36章 誕生日・2

「俺は騎手なるの諦めて結局、調理師免許取って家の店で修行したよ。

ハタチの頃、近所の幼なじみの仁美と付き合いだしてさ…

親も公認で結婚したら女将になるって仁美を可愛がってた。

だから俺も結構マジでやる気出して仕事頑張ってた」


私はビールを一口飲んだ。


覚悟はしていても元カノの話ってやっぱり気分がいいもんじゃない。


察したのか、元哉は私をチラリと見た。

「まだ聞く?」


「もちろん」


こんな中途半端余計気分が悪い。


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