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甘いキスを永遠に

第36章 誕生日・2

元哉も一口ビールを飲んで話を続けた。


「俺が22の時、仁美が妊娠したんだ。

俺は喜んで結婚しようと思ったよ。

だけど俺の子じゃなかったんだ…」


「え!?」


私は身を乗り出してしまった。


元哉の顔は酷く哀しげで痛くなった。



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