テキストサイズ

甘いキスを永遠に

第37章 シンプル

「ごゆっくりどうぞ」


と丁寧にお辞儀をし、部屋を出て行った。


若いのに流石女将だと感心した。


「可愛らしい人だね」


「麻実の方が断然美人だろ」


元哉はニッコリしてハッキリ言った。


冗談でも嬉しかった。


「それにアイツはしたたかだ。麻実とは人間の本質が違う」


これは冗談ではないと思うと照れくさくなった。


するとビールとお料理が運ばれてきた。


店の人がビールも注いでくれサービスも行き届いていた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ