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甘いキスを永遠に

第47章 生涯を君に

だけど何かに躓いて派手に転んだ。


「いったあっ…」


何もかも上手く行かない時は、坂を転がるように悪い方に進んでいく。


私は涙が出てきた。


私どうなっちゃうんだろう…


どうしようもない孤独が私を襲った。


本当だったら、元哉の仕事は昨日までだから私達は一緒に抱き合って笑ってた筈だ。


なのに、私は一人海沿いで転んで泣き崩れてる。


母の死の恐怖と元哉とも離れた不安で、心はどん底だ。


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