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甘いキスを永遠に

第53章 親孝行

無事披露宴も終わり、帰宅した時だった。


何だか気持ち悪くてトイレに向かった。


結局吐かなかったが、緊張と疲れのせいかと気にも止めなかった。


すると、元哉が私の元にやってきた。


「麻実ちゃん、これこれ」


何やら長細い箱を渡された。


え?


妊娠検査薬?


そうだ! 私きてない。


式の事で頭がいっぱいで完全に抜けていた。


「早く、確かめてきな」


「うん…」


私は不安と期待を胸に再びトイレに入った。

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