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甘いキスを永遠に

第72章 反抗期

朝食を済ませ、お茶を飲んでいた元哉が突然立ち上がり、
ツカツカと海の傍に詰め寄り、いきなり海を殴った。


「元哉!」


私は慌てて元哉の腕にすがり、次の暴力を阻止しようとした。


「母さんに謝れ」


元哉はもう殴らなかったが、海に低く力強く言った。


海は半ベソで小さく「ごめんなさい」と呟き二階へ駆け上がった。

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