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甘いキスを永遠に

第75章 震える心

車を飛ばし河津の山間の茶屋まで行き、夏木さんと合流した。


「すみません、お待たせしちゃって」


「いや、急に申し訳ない…」


その後夏木さんは黙って私を見ていた。


「夏木さん?」


「あっああ着物…」


私はそのまま来たので着物のままだった。


「キレイだ。想像以上にキレイで見とれてしまったよ」


私は恥ずかしくなり、


「イヤだ、こんなの仕事着ですから」


と照れ笑いしながら返した。

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