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甘いキスを永遠に

第75章 震える心

私は運ばれた葛きりを半分も食べれなかった。


夏木さんの気持ちがさっきの沈黙でハッキリ分かったから。


私の気持ちは…


まだ見せていない。


でも、惹かれているからここに来た。


ダメだ。


私は理性を取り戻した。


お茶はグビっと飲み干した。


「来週、お待ちしています」


私はニッコリ笑い立ち上がった。

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